たしかめるように

たしかめるように。 絶望の淵に立ちなかを覗くと、そこには、当たり前のようにささやかな日常がありました。私は、世界にとって唯の細胞でありたい。

おはぎと おもひで


理由もないのに寂しくなって
ふと、
何も見えない宇宙を彷徨っているように
果ての分からない草原に佇んでいるように
大都会の中を当てもなく歩いているように
「ひとりぽっち」が肩に冷たく吹き始める時期。
”何処か”に、還りたくなる。

足早に去ってゆく掴めないこの時期を
ひとは、
季節の変わり目と言うのかもしれません。



さて、
日付が変わってしまったけれど
9月22日 秋分の日(一応、きょう)は
お彼岸の中日。

きょうは、
眼鏡の奥でにじむ優しい目尻が印象的な
夏季さんが企画した
「彼岸・おはぎを作る会」に参加しました。

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趣味は畑いじり、髪の毛は爽やかに短い。
けれど丁寧にゆっくりと動く指先が女性らしい彼女が用意して下さった場は、ゆっくり会話と時間の経過を味わえる優しいものでした。


夏季さん宅のご近所に住まわれている
おばあちゃんお二人と一緒に
せっせとみんなで
あんこを作り、もち米を炊き

過程を知るための味見...と称して
つまみ食いを繰り返し

おばあちゃん達が語る
この町での思い出話を聴きながら
ぎゅっぎゅっと
おはぎを握る2時間のとき。

おはぎの作り方だけではなく
大切な、消したくない日本の記憶を
教えてもらうことができました。

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甘さ控えめのおはぎが無事完成して、
おばあちゃん特製の粕漬けとともに
みんなで、いただきます。

小学校高学年のころから好きで
はる屋に勤めてから尚更大好きになった
おはぎを、この手で作れるだなんて...!

わたしは「作る会」を「食べる会」と
間違えていたかもしれない
なーんて思うほど、
夢中になってペロリ。


美味しい美味しいお彼岸の午前中
賑やかで懐かしい日本の暮らしの風景が
ここに、ありました。




つぶやき 
お彼岸やお盆に、おはぎを振る舞うおばあちゃんを目指したい。毎日のおやつにも。
そうだ。はる屋おはぎの味を再現するために研究しよっと。