たしかめるように

たしかめるように。 絶望の淵に立ちなかを覗くと、そこには、当たり前のようにささやかな日常がありました。私は、世界にとって唯の細胞でありたい。

深海に溺れて、息をする


笑うだろうか

大地の上で
息する彼らは


笑うだろうか

大気を纏って
生きてる彼らは


遥かに
遥かに
遥かに

彼らが見ている世界よりも
広く、深く、大きく在る
はずなのに


彼らは

なぜ
笑うのだろうか


彼らは

どれほどの世界を
見ているのだろうか



僕は
深海に溺れて、息をする

まあ本当は
溺れてなんかいないけど


ーーーー


押しつぶされそうになる

あまりにも
ちっぽけで
微力だということに

これが総て
だなんて勘違いに
縋りたくなる愚かさに


命尽きるまでに
なにも解けないかもしれないと気がつく

命尽きることに
意味などないかもしれないと気がつく

ただ、ただ、
循環している流れの中で
パズルの1ピースにすぎないことが
突き刺さる


明るい絶望が、襲ってくる

大河に注がれた一滴は
いつの日か
大海原の一部となり
大空からの恵みとなり
命を育む、かもしれない

乾ききっても
この世界から姿を消しても
なにかが
なにかの命に残っていく


無力ではなく
微力なのだ

そう思って、
息を継ぐ
ほか
ない



深海で息をする彼と
友達になりたい。

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