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吸学のしるし

吸学中の、大学4年生です。キャンパスで学ぶことを休んで、本物の世界から学びを吸いこもうと津屋崎にやってきました。感じるままに、記していきます。

二兎が、目の前を走っている。


ここはどこだろう?

晴れた日の
草原のような、
砂漠のような、
どこまでも終わりがなく
明るく、そこそこ暑い場所

僕が認識できるのは、
両足の裏に広がる面が
限りなく
無数のどこかへ
続いているであろうということ

木々も
水辺も
集落も
なにもなく
ただひたすらに、
続いている


不思議なことに

僕はどこへ進むべきか
どこへ進みたいのか
自分自身で知っている

けれど
それがどこにあるのか
どんな場所なのか
どうすれば辿り着くのか
まったく一切、分からない

この世界にはまだ存在していない 
のかもしれない



二兎が、目の前に飛び出してきた。

そして走り始める
目の前を
ただ真っ直ぐに
走り始める

僕はその四つの耳を掴むために
手を伸ばそうか
悩んでいる

絡まる足を
必死に交互して前へ出すことに
躊躇している


「二兎を追うものは
      一兎も得られない」

どこかの博士の言葉が、頭をよぎる
狩人が放った言葉だろうか?
どちらも中途半端になって、得られず、苦い思いをしたことがあるのだろう

どちらを選択しようか
冷静になろうと
歩くスピードを遅めて考える

ほぼ立ち止りながら
考える

考える



二兎が、目の前を走っている。

「その二兎は、
 同じところへ向かっているのかもしれないよ」

二兎それぞれが背負っているもの
どちらも僕にとって大切なことで
どちらを追うか決められなかった僕に
前の方から、静かで力強い声がした。


もっと、走っていい
もっと、止まっていい
もっと、飛びたっていい
もっと、地に足つけていい
もっと、頼っていい

もっともっと、追いかけていい


僕が きづきたい
大切なもののために無くてはならない
二兎

うごいて動いて
追いかけてみていいのかもしれない。



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ここ最近、
様々な人から愛をいただくことが
多すぎて、多すぎて
「ありがとう」という言葉が
こんなにも
自分の中から湧き上がる感情を
表現しきれない言葉なのかと
痛感している毎日です。