たしかめるように

たしかめるように。 絶望の淵に立ちなかを覗くと、そこには、当たり前のようにささやかな日常がありました。私は、世界にとって唯の細胞でありたい。


「常」
まで

わたし を
持っていくことは
月に着陸するほど
難しい


「常」
のなかで

在りたいわたしを
在らせることは
海の底に触れに行くほど
難しい



わかっているにも関わらず
いや、わかっているからこそなのか
あるいは、省みることを忘れてなのか

「常」
でない何かを見て
何かを言いそうになる

言いたくなる。


そんなわたしは 
「常」のそと。



ん?

「常」は
「今」であることを
はたと思い出す。

今の延長
今の積み重ね
そんなことだと思い出す。

常の外にいるわたしは
常の中にいるのだった。

ああ、そうか

だから
難しいのだ。




そういえば
月に着陸したことがある人は
存在しているらしいし

海の底は、海によっては
触れたことがあるのであった。